長雨とタイ米

6月30日から19日連続の降雨を記録した東京地方、昨日(7月19日)は20日振りに雨が降らなかった。
九州や岐阜・長野、静岡などのように豪雨・土砂崩れの被害を受けた訳では無いが、やはり雨続きは気分が滅入る。
また、一昨日までは気温も低く最高気温が25°Cを超えたのは6日振り。

まだ7月なので、今年の夏が長雨・冷夏とは言えないが、27年前の1993年(平成5年)は一旦発表された梅雨明け宣言が取り下げられるなど、気温が低く長雨で、米の大凶作だった。1993年の冷夏は1991年6月のフィリピン・ピナツボ火山の大噴火の影響だと言う。

1993年には、日本では平成の米騒動が起き、それまでほとんど輸入していなかった外国産の米が大量に日本に入って来た。
日本米と違って長粒品種のタイ米も沢山輸入された。高級な香り米も多かったそうだが、日本米と同じように調理し食べようとした為、不味い不味いと散々な悪評を立てられた。
コメに対しても、タイの農家の人たちに対しても全く失礼な対応だと、他人事ながら腹が立った記憶がある。

我が家では、日本米とタイ米を料理によって使い分け、タイ米も美味しくいただいた。その後もタイ米が欲しくなることが良くあるのだが、翌年以降は近所のスーパーなどでは売っているところを見かけたことが無い。
確かに、寿司をタイ米で握っても美味しく無いと思うが、みんな毎日寿司や煮物など純粋な”日本食”を食べている訳でも無いだろう。

日本人の主食の米。食料自給率が40%未満の日本にあって自給率100%の日本米に文句は言えないが、会食自粛の今、時々は自宅でタイ米が食べたい。

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