ねこまんま と レトルトカレー

ねこまんま、と言えば昔は”ご飯に削りがつお”を掛けたネコの餌と言うイメージがあった。
“お魚くわえて逃げてく”サザエさんの主題歌の猫とともにねこまんまも昭和の風景になった。
令和の今は、お魚くわえてる猫も削りがつおを掛けたご飯を食べる猫もあまりいないように思う。

家庭に猫がいると食事時に猫が寄って来る事がある。猫に食べさせると有害なモノも少なくない。そんな時に食器類が多いと猫から“防衛”するのが難しい。丼ものなど食器が少ない食事が便利。
ご飯に削りがつおを食べる人は流石に余りいないかも知れないが、ご飯とおかずを一つの器に入れて食べている人は少なからずいるのでは無いだろうか?猫を飼っている家庭で人が食べるのがねこまんま、とも言える。

ご飯に掛けて食べるモノは日本には沢山あるが代表的なものがカレーライス・ライスカレー。
一人暮らしや海外で長期滞在で重宝するのがレトルトカレー

日本の大手メーカーがレトルトカレーを中国で展開しようとした際、まず海外文化に寛容な上海を重点市場に設定した。しかしながら、売上が伸びたのは予想に反して北京。北京の方が“ねこまんま”食文化が根付いていたかららしい。中国語では“盖飯(gàifàn)”、日本語だとかけご飯。日本で有名なところでは、麻婆かけご飯などあるが、北京には回鍋肉盖飯、肉絲盖飯など色々な種類の盖飯がある。そんな中にご飯にカレーをかける食事が一種類くらい増えても違和感が無く、レトルトパックを温めてご飯にかけるだけの盖飯は北京人の胃袋をつかんだのだろう。。

ヨーロッパのサンドウィッチ、アメリカのハンバーガー、日本の丼物、もちろんおにぎりも、簡単に食べられる食事は色々な場面で便利だ。

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