水の惑星 地球

豪雨が続いた後もまた雨。
令和2年7月豪雨、被害の大きい九州各地や岐阜・長野などの人々の心痛を思うと言葉が無い。それ以外の地域でもいつになったら雨が止むのか、と本当に嫌になってしまう。

豪雨、洪水、水害。
災害の原因となっている。それでも人間も含めて地球上の生物が生きていく上では無くてはならない物質。

赤ちゃんは約75%、子供で約70%、成人では約60%が水でできている。ちなみに高齢者は約50%まで水の割合が減ってしまうらしい。

クラーク数

地球の表面は約70%が水で覆われている。
その水の量は約14億立方kmらしい。数字だけ示されてもよく分からないが、とにかく水は多く、水の惑星と呼ばれる地球だけのことはある。水の内、97.5%は海水で、淡水は残り2.5%。地球にこれだけ水、液体としての水、が多いのは水が液体でいられるちょうど良い温度にあるから。参考までに太陽系の他の惑星の表面温度は、
水星:-170~430℃
金星:480℃
火星:-45℃程度
いずれも水が液体でいられる温度では無い。

あまり使われないようであるが、アメリカの学者Frank W. Clarke氏が提唱したクラーク数(Clarke number)と言う数値がある。地球上の地表付近(大気圏、水圏と地殻の表面約16km)に存在する元素の割合を質量パーセント濃度で表したもの。一番多いのは酸素で50%近くを占める。ケイ素、アルミニウム、鉄と続き、地球の大気の78%を占める窒素は16番目となっている。
酸素が想像以上に多いと言う印象だ。ご存じのように水は酸素と水素の化合物。水の惑星と言われる地球は、酸素の惑星と言っても良いかも知れない。

科学者が言っていたのか、SF作家が言っていたのか忘れたが、地球よりも冷たい惑星では、水に代わってアンモニアが生命活動の基礎になり得る。

水は酸素と水素の化合物であるが、アンモニアは窒素と水素の化合物。融点・沸点とも水よりも低く、火星の温度であれば液体で存在できる。宇宙人を扱ったSF古典では定番の火星人、もしかしたら水では無く、アンモニアを主成分とした生物かも知れない。

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