通勤電車での過ごし方

最近は普通に出社する事も多くなってきた。
在宅勤務や時差通勤が許される事業所が増えたため、朝でも座れることが多い。

通勤電車でやることと言えば昔は新聞を読むこと。大きな新聞紙を何とか小さく畳み、必要な記事を読むと言う高度な(?)技が求められた。今でも時々見かけるが非常に珍しい。
朝は新聞として、帰りは文庫本、と言う事も多かった。
携帯電話でインターネット・アクセスや電子ブック閲覧ができるようになっても紙の本だった。

電車の中の読み物が紙から電子版に変わったきっかけは東日本大震災。
節電という理由で、電車内の蛍光灯の点灯本数が半分程度になり、夜や地下では暗くて本が読みづらくなった。スマートフォンが普及し始めた時期とも重なり、読むものがスマホ主体に変わった。その後車内の照明も蛍光灯からLEDに変わり、再び明るくなったが文庫本を読む習慣は戻らない。

新型コロナ禍の通勤電車で変わったことと言えば、換気のための窓の開放
イヤフォンでネットラジオや音楽を聴いていると雑音で聴こえなくなることが増えた。電車が地上走行中はまだ良いが、地下に入ると殆ど聞こえなくなる事もある。紙の本からスマホに変わったような代替案が無いので、ノイズキャンセラー付きや骨伝導タイプのイヤフォンを買う必要があるかも。

ところで電車の窓開放。梅雨時の今は雨が降っていると窓は閉まっている。そんな時の電車のアナウンスは、“各駅ごとのドアの開閉や空調により車内の空気は入れ替わっています”。二枚舌、ダブルスタンダードか?
それなら普段から窓を閉めていても良いじゃ無いか、と思うのは私だけだろうか?

最近のニュースでは新型コロナは、従来の飛沫感染に加えて、空気感染もするかも知れない、と言われている。
電車内の過ごし方にさらなる影響が懸念される。

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