Withコロナ、With水害

このところ毎日のように「50年に一度」の大雨が降っている。梅雨前線が活発だとか線状降水帯だとか言われても、こうも続くと、この大雨は日常の一部だと思えてしまう。

新型コロナで多くの人々の生活がすっかり変わり、新しい生活スタイル、withコロナが日常になった。
マスクやソーシャル・ディスタンス、会食自粛、会話も自粛。

With水害も日常とは言わないまでも、毎年この時期の風物詩になってしまうのか?今までは水害があっても自分とは関係無い少し離れた世界の出来事、と言う感覚がどこかであった。これだけ頻発すると、直接では無いにしろ友人・知人が被害を受けることも出てくる。

昨年(2019年)だけでも3回はある。
5月には屋久島で50年に一度の大雨。登山客が孤立しそうになったが、その内の一人は会社の同僚。
8月には佐賀県武雄市が数10年に一度の大雨で水没。同級生の実家が床上浸水。
9月には千葉市に住む同級生が台風による停電・断水被害。

今回(2020年6月)の大雨では岐阜県下呂温泉に住む知人が大きな影響を受けている。インバウンド客目当てに昨年ゲストハウスを開設したばかり。人伝に聞くとインバウンドが無くても宿自体はそれなりに盛況だったらしいが、そこにこの洪水。

今までのように水害・洪水も他人事とは思えなくなった。

詳しいメカニズムは説明できないが、地球温暖化で気温が上がり、北半球は水害が増え、南半球は旱魃に見舞われる。
今年初めのオーストラリア東部の大規模火災は正に旱魃の影響。

地球規模で水を貯めて足りない場所に運べれば良いが、自然の猛威のもとでは人間ができることはタカが知れている。

新型コロナに対応する生活に備え、水害やその他自然災害に常に備える新しい生活様式への変換が必要。もちろん一人で水害対策・治水対策は出来ないので、避難経路の見直しやサバイバルキット(備蓄等)の再確認など少しでもできることからやるしか無い。
水害は発生しやすい場所がほぼ決まっているので、理想的にはそう言った水害可能性の高い地域を避けた場所に住む、と言うことができればよいが。

新型コロナと自然災害。残念な事は、日本でも普通になった災害ボランティア。新型コロナの影響で、他県からのボランティア受け入れを中止するなど、被災者・ボランティア側双方にとって残念な事態になっている。

今回の水害で犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともに、被害にあった方々へのお見舞いを申し上げます。

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