鹿と羊 猫と犬
昨日に引き続き動物の話題。
昨日「市原ぞうの国」について触れたが、1ヶ月程前に関東ローカルでぞうの国がニュースになった。
6月3日に野生の鹿が荒川河川敷で捕まった。捕まえた鹿は引き取り手が無ければ殺処分の危機があったが、幸いな事に市原ぞうの国に引き取られた。
ニュージーランドに行った時、観光ファームステイで牧場に宿泊した。ニュージーランドで飼われている家畜と言えば多くの人の想像通り羊。その牧場もご多聞にもれず牧羊家だった。羊の数も面積も覚えていないが、隣の家まで2kmくらいだった記憶がある。ファームステイの観光客を日常的に受け入れているだけあって、近所の色々な面白そうなところに連れて行ってくれた。
その途中に、鹿を飼っている牧場があって、牧鹿(?)家から聞いたと言う苦労話を話してくれた。”鹿なんか珍しいだろう?”と言われたが、近畿地方の人間にとっては鹿は身近な動物。野生の鹿がいる奈良公園に殆どの小学生が遠足で行く。
羊も鹿も牧場なので柵があるが、羊用はせいぜい高さが1m前後。とりあえず囲いが有れば羊は逃げない。しかもニュージーランドには狼はいない。
しかしながら、鹿用の柵はそれ程簡単では無い。2mの高さの柵でも飛び越えて逃げてしまう。小川のような水の流れも鹿にかかれば簡単に超えられてしまう。
この前、家の近くを歩いていて犬と猫も同じだな、と思った。
たまたま庭で犬が放し飼いされている家の前を通ったのだが、人が出入りできない普通の柵があれば犬も逃げて行かない。その隣にも似たような柵の家があったが、猫が悠々と通り抜けていた。
猫は狭い隙間でも通り抜けるし、少々の高さで有れば飛び越えたり登り超えたりできる。犬と猫は性格も違って飼い方や接し方も全く違う。
羊と鹿も同じように、性格も違うのだろう。飼い方も全く違う苦労がありそう。