象の話し

アフリカ中部のボツワナで象が多数亡くなった、と言うニュースがあった(→こちら)。ゾウ数百頭が謎の死を遂げていると言うことだ。
牙が残っていたことから密猟では無いようだが、感染症や毒物など死因の特定は新型コロナの影響でヒトの手が回らず、しばらく時間が掛かりそうだ。

世界で現在生息しているゾウは、アジア象アフリカ象
アジア象は東南アジア一帯の我々にとっても身近な国にも生息している。

その国の代表的な動物を国獣と言うが、象を国獣とするアジアの国はインド、タイとラオス(ちなみに日本はキジ)。
日本でも人気のある三国志演義、諸葛孔明の南中遠征に敵将が象に乗って戦う描写があるが、今の中国・雲南省とミャンマー、ラオス国境地帯かと思われる。
これらの国ではゾウが沢山いて、ゾウを目玉にしたイベントや観光施設がある。

野象谷

雲南省シーサンパンナー(西双版納)には“野象谷”と言う観光地があり、ゾウのショーが見られる。希望する観客を地面に寝かせて、その上をゾウが歩くショーは面白い。もちろんゾウが人を踏むことの無いように調教はされていて、寝転がった人をゾウが前脚で撫でながら進んで行くが、下から見る人にとってはそれなりに恐怖感があるだろう。
野象谷は、文字通り野生象が生息している谷。そこには、空中回廊のような施設があり、その回廊から見下ろしながら観光するが運が良ければ野生の象が見られる。

ビエンチャンの公園

ラオスの首都ビエンチャン(Vientiane)は“百万頭の象”と言う意味だと言う解釈もあり、漢字では“万象”と書かれる。さすがに街中にゾウは歩いていないが、象の像が至る所にある。
そのラオスには、サイニャブリー(Sainyabuli)と言う町があり、毎年2月に開催されるゾウ祭が圧巻らしい。
ラオスの旧都ルアンパバーンから陸路3時間くらいで、地元の人もお勧めのお祭りで、一度行ってみたい。

このように、東南アジアでは比較的身近な動物、ゾウ。日本でも動物園の人気者。本場のゾウを見てみたいが、海外旅行に行けない今は、千葉県市原市にある「市原ぞうの国」。ホームページによると13頭のゾウが飼育されており、日本一の頭数だとか。「ぞうの国」は昨年の台風15号で被害を受け、今年は新型コロナの影響でしばらく休園していた。ここでは、ゾウのショーなどゾウと触れ合うことができ、恐らく本場のにも負けないパフォーマンスが見られる。

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