7月1日 コロナが無かったら

いつもの年とは違う2020年も半分が過ぎた。新型コロナの影響で通常とは景色がガラリと変わってしまった。
夏になり紫外線が強くなれば、梅雨で湿度が高くなれば…。新型コロナの感染力が弱まり、感染拡大も一時的にせよ終息すると言う楽観論もあったが、尽く裏切られている。

新型コロナが無かったら。

日本では、東京オリンピック聖火リレーが佳境に入りオリンピックムード一色。
反オリンピックの人たちは、どうやって東京や日本を脱出するかを具体的に検討し、東京都心に通う人たちはテレワークや時差出勤の対策を考えている頃。
中学・高校では1学期の期末試験に向けた授業、小学校も含めて夏休みの話題がそろそろ出始める頃。
プロ野球とJリーグは、オリンピック・パラリンピックの中断前の前半戦の試合真っ盛り。
高校野球はオリンピック終了後の開幕に向けて、地方予選が始まっている。
地方分散開催となるインターハイ、高校生たちは練習に明け暮れている頃。

観光業やイベント業、飲食業など多くの人たちは、夏の書き入れ時に向けて仕事にアクセルを踏み始めている頃。
夏の観光などに依存しない人たちは、4月か始まった会計年度の4分の一が過ぎ、3か月の反省と今後の対策・実行を強化する時期。

香港では英国から中国に再譲渡された7月1日を記念し大規模なデモを行っている日。本当は新型コロナには関係無いが、中国政府が新型コロナを口実にデモの禁止を通達している。香港国家安全維持法施行。

すっかり景色が変わってしまった7月1日であるが、日本にいる自分は、有難いことにそれなりに不自由なく生きている。去年とは違う、多少息苦しいところもあるが、大きな不便も不安も特に無い。

生活が大きく変わりそうな業種の人たち、医療現場のみなさん、そして香港市民にエールを送りたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

科学・技術

次の記事

レジ袋と生ごみ