デモ・報道の自由
アメリカではミネアポリスでの警官によるジョージ・フライトさん殺害事件以降デモが止む気配が無い。金曜日(6月12日=現地時間)には、アトランタのWendy’s(ハンバーガーチェーン)で黒人男性が警官にテーザー銃で撃たれると言う事件があった。
アメリカ人の友人によると、ジョージ・フライトさん事件の後、各地で平和的なデモが起きた。一部、過激な輩が暴徒化したが、これをきっかけに反デモ対策に警察が関与する様になり、一般市民の警察に対する反発が強まった。
こうした情勢で起きたアトランタの事件。警察官・公権力に対するアメリカ市民の反発が益々高まりそうな感じがする。
それでも、この事件がアメリカでは大きなニュースになっている、と言うのはある意味救われる。一般論として、日常的に起きている事件はニュースにならない。類似の事件が多いかも知れないが、少なくもニュース価値が無くなるほど頻繁には起きていないと思われる。
もう一つ、さらに重要な事は、このような事件に対する反対デモや報道が規制されない事。このような悲惨な事件が起きないに越した事はないが、何億人と言う人がいる世の中では完全に防ぐのは難しい。
そんな時に、抗議行動や真実の報道などはしっかりできる世の中であって欲しい。
もちろん、何の落ち度も無いWendy’sを放火するような犯罪は許してはいけない。