商談と無駄話

在宅勤務が主となり2ヶ月余り。緊急事態宣言が解除され、我が社でも通常勤務への回帰を模索している。

会社に行かなくてもそれほど困らないが、取引先に気軽に行けないのはストレスが溜まる。
どうしても必要な話しはメールや電話、ビデオ会議などでできるのでそれ程困らないが、雑談の中で生まれてくる(かも知れない)新しいアイデアが出てこない。一人で新しいアイデアが出せないのは単に能力・センスが無いだけ、と言われれば返す言葉は無いが。

ノーベル賞受賞者など著名な発明・発見をされた方の話でも、失敗や無駄が発明・発見のきっかけになった、と言う話がよく出てくる。もちろん、普段から一つの課題に真剣に取り組んでおられるのでふとした瞬間に閃くのだと思うが、一般人にも似た様なことはきっとあるに違いない。

新しい発想が湧かなくても、取引先とのフェイス・トゥ・フェイスの打合せでは色々な気付きがある。特に、大都市から離れた地方の方々は、商談は二の次、本題は地元の事情紹介と東京などこちら側からの情報収集がメイン、と言う感じも多い。いわゆる”情報交換“と言う無駄話。これは貴重。

“情報交換”もビデオ会議、リモート飲み会などバーチャル会合でも実現できるだろうが、まだそこまで慣れていない。

これからバーチャルが当たり前になる、と言う矢先に、古い体質の我が社は通常勤務に戻ってしまいそうで少し残念。

その前にストレスフリーなオンライン環境の構築が必要か…

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