ハムスターとマスクとWHO
WHO(世界保健機関)が新型コロナ感染予防に対するマスク着用の効果をWebサイトに掲載している。
・ 健康な人はCOVID-19感染者の面倒を看る時にのみマスク着用が必要。
・ 咳やくしゃみが出る時はマスクを着用。
・ マスクは、アルコール消毒液や石鹸と水でこまめに手洗いをした場合にのみ有効。
最近報道された香港大学が行ったハムスターを使った実験。
マスクを着用することで新型コロナウイルスの感染リスクを60%以上抑えられる可能性があることが分かったらしい。
実験では、
・健康なハムスター側のケージにマスクで障壁をつけると感染率は約3分の1に低下
・感染したハムスター側につけると約6分の1に低下
と言う結果だった。
さらに、マスクで障壁を作った場合は感染した場合も体内のウィルス量は少なかったそうだ。
この実験結果が人にも当てはまるとすると、感染していない人でもマスクを着用すると感染率を下げる、または、感染しても重症化リスクを減らせる、と言うことになる。
WHOは“手洗いをすればマスクも有効だ”と言っているが、ハムスターも手洗いは頻繁に行っているのだろうか?
まだまだわからない新型コロナ感染症対策、これからも実験・研究や社会でのデータが蓄積され、有効な対策が見えてくると信じたい。