高校野球中止とバーチャルスポーツ

2020年は春に続き、夏の高校野球も中止すると発表された。

観るだけの大人にとっては“また来年”で済ませられるが、甲子園を目指していた高校生、特に3年生にとっては最後の夏、どれだけ無念だろう。インターハイなど野球以外のイベントも軒並み中止・延期で、残念な思いをしている生徒・学生が沢山いる。

外出自粛、ソーシャルディスタンスの徹底に伴い多くのイベントがバーチャルで行われている。TV番組もスタジオ収録を最小限にしたリモート出演が増えている。音楽のネットセッションなんかはさすがだな、と思う。

スポーツでネット、と言えばeスポーツ、単なる対戦型のビデオゲームだと思ってしまうのは古い人間だからだろうか。

実用化が近い5G通信、現在主流の4Gに比べると通信速度は100倍程度速くなる可能性がある。
野球のピッチャーズプレートからホームベースまで18.44m。ピッチャーが150km/hのボールを投げると0.5秒以内にバッターに到達する。例えば、熊本県の球場でピッチャーが投げ、岩手県の球場のバッターボックスで構えるバッターが打つ。5Gではこんな事ができないだろうか?

ピッチャーが投げるボールにセンサーを埋め込み、その動きをバッター側で再現する。ホログラフィーではどうだろう?
さすがに今年の夏までにバーチャル野球を実現するにはまだハードルが高そうだが、技術者が本気になればピッチャー対バッターまでは意外と早くできるかも知れない。
野球の守備まで含めたプレーの再現、バスケットボール、サッカー、ラグビーとフィールドで動くプレーヤーが増えると難しくなるが、3Dゴーグル、ボール内蔵センサー、5G 通信、8Kテレビなど基礎技術は揃っている、と言うのは素人考えだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です