富士山 登山道閉鎖
新型コロナウィルスの影響で、今年の夏は富士登山道が閉鎖される方向となった。
下界では、緊急事態宣言も地域によっては解除され、残る都道府県も5月末を目標に解除時期を探る、という状況になっている。
少し前には、屋外活動である登山を自粛すべきかどうかを巡ってSNS上で論争も起きていた。
そんな中の富士登山道の閉鎖。7月になっても新型コロナウィルスの影響は消えず、また、屋外であっても”密“は避けられない、と判断されたと言うことだろう。
今年は東京オリンピック開催予定だったので、富士登山を考えていた。
ヨットハーバーがオリンピック会場になりヨットに乗れない、と言うことは少し前に書いた(→こちら)。そこで、2020年は富士山に登ろう、と言う企画が昨年持ち上がっていた。
富士山は学生の頃に、一度だけ山頂まで登った事がある。夜中の3時頃だったかに五合目を出発し、ご来光を見ようと速いペースで歩いた。スバルライン側の吉田ルートは混んではいたが、追い抜く事はでき、4時間半位で山頂に着いた。Webで見ると7時間位と書いてある。確かに歩くのは相当速かった。
日の出の時間も調べずに、しっかりとした登山装備も持たずに軽装での、今から考えると無謀な富士登山。食べ物や飲み物、ちょっとした防寒具などは持ってはいたが、足元はスニーカー。結局、ご来光には間に合わず。山頂付近では雪も降っていて、急いで登ったことが原因で、高山病と思われる軽い頭痛もあり、早々と降りて来た。
2013年に富士山が世界文化遺産に登録された前後からは、富士登山者がますます増えていると聞く。渋滞で自分のペースで歩けない、と言うことで、学生時代に登った時とは様相が変わっているに違いない。山小屋に一泊するのが定番だとも。
外出自粛以降の街中の人出がニュースで報道されるが、普段の夏であれば富士登山道はそんな街中より”密”なんだろう。