アメリカ 新型コロナ禍と治安
ここ数年は、年に1回程度アメリカに出張している。去年もちょうど今頃、令和の長期休暇の後半に主にカリフォルニア州に行った(世界で通じる言葉 – 令和最初の海外出張)。
以前はロサンゼルスのダウンタウンでも地域によっては治安が悪く、行く場所や行動に気をつける様に言われていたが、この10年程度の出張では治安も良く緊張感が薄れていた。治安が良くなったのは、経済が好調で失業者も少なかった事が主な理由だと思う。
アメリカの失業率、3.5%と非常に低かったが、昨日のニュースでは新型コロナの影響で14.7%まで急激に悪化しているらしい。失業保険の申請が2600万件を超え、就業者が2050万人も減った。第二次世界大戦後最悪と言うことだ。
新型コロナの影響が出始めた2〜3月ごろだったか、銃の売上げが伸びたと言うニュースもあった。
出張で行く程度だと景気の良し悪しを感じる風景は、街角での物乞いや交差点での車の窓拭き・物売りなどである。景気の悪い時期は、それらの人々が増え、外出時は少し緊張する。また、ニュースでは銃を使った犯罪も見聞きすることが増える。
日本の震災では、避難生活のストレスによる病気などで亡くなる”震災関連死“がニュースになることがある。
銃犯罪の多いアメリカでは新型コロナに関連して、犯罪で亡くなる人が増えるのでは、と懸念される。
現在の状況では次回のアメリカ出張の予定も立たないが、初めて出張に行った時の先輩方の教訓を改めて肝に銘じたい。
現金はいつでも撒いて逃げられるようポケットに分散する。お金より命が大事。
運転している車が赤信号に引っ掛かりそうであれば、徐行してでもなるべく止まらないようにする。