憲法記念日 国会

5月3日は憲法記念日。日本国憲法が1947年5月3日に施行された日を記念している。
今の日本は、73年前の枠組みで成り立っているということになる。よくもそんな古いモノを、とも言えるが、70年以上前にここまで普遍的なモノをよく作ったな、と感心することもできる。

さて、昨今の新型コロナウィルス禍で三密を避けよ、とか、人との接触8割削減、とか言われている割に、言っている人たちが実行していないのが国会。ニュースメディアによると「憲法の壁」があるらしい。そこで、今まであまり興味の無かった憲法を調べてみた。

「第四章　国会」と言う条文がある。
『第四十一条　国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である』から始まり、
『第五十六条』　には
『両議院は、各々その総議員の三分の一以上の出席がなければ、議事を開き議決することができない』
と書かれている。

どうも、これが国会で人との接触8割削減ができない「壁」らしい。

この出席、広辞苑では、
「出席】授業や会合などに出ること」
と書かれているが、ネットワークでのオンライン出席は認められないのだろうか？憲法が壁になっているのであれば、得意の”憲法解釈“を拡大すれば簡単にできるような気がする。

もちろん考えなくてはいけないのは、セキュリティ。インターネット上での会議が難しいのであれば、議員会館の各部屋などに専用回線またはIP-VPN程度は準備しないといけないかも知れない。

それとも、国会議員の三分の二以上の方々はオンライン会議をご存じ無いのだろうか？

少し前のサイバーセキュリティ担当大臣は、「PCを自分で使ったことは無い」、USBについては「使う場合は穴に入れるらしいですけど」とサイバーセキュリティとしてはこれ以上無い安全対策に配慮した答弁をなさった。

セキュリティに厳格な国会議員の皆さんがオンライン・ネットワークには敢えて触れない、と言うことは十分に考えられる。