名刺のペーパーレス化

原則在宅勤務になり、仕事で人に会うのが劇的に少なくなった。4月7日に緊急事態宣言が発せられて3週間、出社は2回、合計約5時間。面識の無い人に会う機会は無く、名刺交換は、ゼロ

少し前にペーパーレス化を話題にした記事を書いたが、名刺もいまだに紙(時々プラスチックなど変わった素材をアピールする会社もあるが)。

世界中どの国に行っても、仕事で会う人は、ほぼ同じようなサイズの同じような紙切れ名刺を持っている。不思議と言えば不思議。
最近では、もらった名刺をスマートフォン・アプリでスキャンしてディジタルデータとして保存することも割と普通になっている。

ディジタル端末で名刺交換のようなことができる機能は、すでに平成初期からあったようであるが、対応端末は少なかった。対外的な仕事をする多くの人がスマートフォンを持っている現在、名刺交換と言う”儀式”も紙切れの交換で無くても良いような気がする。

名刺交換の目的は、お互いに、自分の”素性”、連絡先等を教えることだと思う。一般的には、所属する組織名(会社、部署など)、役職・担当、氏名、連絡先(電話、ファックス、Emailなど)だろう。

名刺をもらって知りたい内容、目的は主観ではあるが、以下のようなものになると思う。

組織名:   どんなビジネス・プロジェクトで会ったかの備忘録的なもの。
役職・担当: ビジネス・プロジェクトで責任範囲や程度を知るもの。
氏名:    相手を呼ぶとき・識別する時にあると便利なもの。実際は一番重要である。
連絡先:   継続して仕事を進めて行く上で必要なコンタクト方法。

ほとんどの人の名刺にはこれらの情報が記載されていて、みなさんもそれらが必要だと思っていらっしゃると思う(上に書いた解釈には異論もあるだろうが)。

連絡先の内、海外企業ではファックス番号の記載は少ない。代わりに、SNSその他の連絡用IDが記載されているものも多い。

ちなみに、今までもらった名刺には、連絡先の記載の無い名刺が2枚あった。一人は、ある大手企業の代表取締役会長、もう一人は衆議院議員。「自分はこう言うものなので、今後連絡はくれるな」と言う意味だと解釈した。

さて、本題に戻ると、名刺情報をスマホで交換するのは、やはり儀式としては物足りないだろうか?業界や職種によっては、スマホでの交換、または、名刺交換を行わないのが一般的になっている人もいるかも知れない。逆に、職場によっては情報端末の持ち込み制限のある場所もあるので、そういう場所では紙の名刺から離れられないかも知れない。

名刺交換と言うのは、相手がいてはじめて成り立つ行為なので、相手のレベルに合わせないといけない。紙の名刺は不要じゃないか、と思って書き始めたが、名刺のペーパーレス化は、もしかしたら判子よりも難しいのかも知れない。

みなさんの名刺交換はどのようなものだろうか?

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