朝令暮改

朝令暮改に出した法を夕時にめる、一般的にはすぐに変わってしまって信頼できない、と言う意味。

政府の給付措置、対象を絞った30万円から所得制限を設けない10万円に変更された。正に朝令暮改。

野党が言うには「自分で言ったことを、自分で変えた」「前代未聞」「空前絶後」のことだそうだ。

日本的な緊急事態宣言」でも書いたが、今までの日本は、政治にしても民間企業にしても、検討に検討を重ねて決定する、決定した事は変えない、と言う、よく言えばブレない、悪く言えばスピード感が無く融通の効かないものだった。

「前代未聞」「空前絶後」の感染症蔓延の事態、ブレてばかりだと困るが、ある程度の融通性を持った対応が必要かも知れない。アベノマスクについても、言ってしまってから世間の反応が悪かったことを見て、例えば医療用防護機材の充実に方針変更します、とすぐに対応しておけば良かったのに、と個人的には思う。

もちろん、マスクが欲しい人、30万円が欲しかった(貰う資格のあった)人など元の措置に賛成の人も少なからずいたと思う。一般的にどんなことでも反対意見の方が声が大きいので、世間の反対意見ばかり聞いていてもいけない。

朝令暮改、冒頭にも書いたが一般的には悪い意味で使われる。但し、スピード感を持って決断が下せる、と言う良い面もある。今回の現金給付についても、国民の意見を聞いて柔軟に対応する、と言う前例ができたことはある意味良いことかも知れない。乱用してもらっては困るが。

いずれにしても緊急事態宣言の出ている今、緊急な対応が一番大事。

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