数字の意味 感染者数

新型コロナウィルスの日本国内の感染者数増加が止まら無い。2月28日時点で200人に迫ろうとしている。

ただ、感染者数だけではこの数字が多いのか少ないのかわからない。検査を受けた人の数が、300人なのか1万人なのかなよって、陽性者200人の持つ意味が当然違ってくる。

そこで、厚生労働省のホームページを見てみると以下のようになっている。
PCR検査実施数1380人に対して、陽性は195人、約14%。うち無症状者が15人。

厚生労働省ホームページより(2020年2月28日現在)

これで少しは陽性者数の意味が見えて来る。無症状者は恐らく感染者との濃厚接触者を検査した結果だと思われる。

他国との感染者数比較についても同じことが言える。中国以外では、韓国やイタリア、イランで感染者が増えているが、これも検査者数が欲しい。

例えば、感染者が2000人以上見つかっている韓国では、検査を受ける人の数が一日で9000人とも13000人とも言われる。日本と比べると、桁違いの数だ。日本の10倍以上の感染者が見つかっていても、驚きではない。感染者数という数字だけで、韓国で新型コロナウィルス患者が他国と比べて大発生している、と言うことはできない。

逆にインドネシアやミャンマーなど感染者がゼロの国もまだ沢山ある。アメリカの感染者数も2~3日前まで比較的少なかった。
検査体制が整っていない、または、必要性を認めていないなど様々な要因はあるかも知れないが、感染者数と検査数はある程度は比例すると思われる。

こうなると単純に感染者数だけで一喜一憂することも、今となっては余り意味が無い。
もしかしたら自分も既に感染している可能性もある。

マスクは、感染者が他人に感染させないために着ける、と言うのが基本らしい。無症状でも自分が感染者になっているかも知れない、と言う前提で考えると、多くの人がマスクを装着する、と言うのは、無意識・無症状のうちに感染を広げない為にはある意味合理的な判断かも知れない。

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