マスク 中国の状況
延長された春節休みが終わり、中国の一部の企業からも連絡が入り始めた。
ただ、状況を尋ねてみると危険を避けて自宅で仕事をしている、と。
ただ、報道されているように武漢のある湖北省以外の地域でも工場などは、まだ再開していないところもある。
そんな中国の各地では外出時にはマスクをしていないと拘束されてしまうところもあると聞く。マスクが無ければ、マスクを買いに外出することもできないことになる。
このニュースを見て思い出したのが、ひったくりに遭った広東省の以前の同僚。財布などを入れたバッグを引ったくられ、公安(警察)に届けに行くと、“身分証を出せ”、と言われたそうだ。素直に身分証を出そうとして、盗まれたバッグに身分証も入っていたことを「思い出し」、“身分証も盗られた”と言うと、“身分証が無いと被害届は受理できない”と。しばらく押し問答をして、結局は被害届は受け付けて貰えたらしいが。
さて、マスク。マスク無しで外出した時、“マスクを買いに行くんだ”と言えば見逃してもらえるんだろうか?それとも何でもネットで買える最近の中国では、まずは通販でマスクを買わないとやはり外出はできないのだろうか?
ペットボトルなどをマスクに“改造”するなど色々な工夫もされているところから想像すると、やはりマスク(のようなもの)が無いと外出でき無さそうである。
そう言えば、当時(同僚がひったくりに遭った2000年台半ば)は身分証でも何でも街中で「買えた」。北京や上海の駅前では、いつでも “発票、発票”と領収書の束を売っているひとが声を掛けて来たし、北京の街の一角では「身分証」と書かれた看板もあった。