人間と機械
久々に半年以上振りにジムに通い始め、泳いだ。300m程泳いだだけで上腕三頭筋が悲鳴を上げた。しばらく続けていると筋肉痛も出なくなる、はず。
人間の身体は良くできたもので、筋肉も脳細胞も恐らく内臓も使えば使う程自己修復し、強くなって行く。もちろん程度の問題はあるので使い過ぎ、負荷のかけ過ぎはいけないが(あっ、私は医者で何でも無いので、話し半分に読んでください)。
それに比べると人間の作った機械類は、使っていると色々なところにガタが来る。動く機械は全く使わないと錆ついて動かなくなる、と言うことはあるが、それでも使っているとメンテナンス(注油や部品交換)をしないと動かなくなる。
エネルギーも外部から与えないと動かない。昔は馬や人などの力、その後蒸気機関や電気モーターなどの動力と変わっているが。
その点、生物は自己修復能力もあり、エネルギー(動物の場合は食事など)も自分で取り込むことができ、基本的には自己完結で手間のかからない優れものだ。もちろん、個体を超えたところで共同の社会生活は必要だが。
人間の科学技術はまだまだ“神”の領域には及ばない。どうやって人間が作られたか知らないが、とりあえず便宜上“神”と呼ぶ(異論のある人もたくさんいるでしょうが)。
最近のAI(人工知能)は、自己学習ができ、ある意味では自分自身を改良していくようになって来たが、ハードウェア(機械類)はまだその域には到達していない。
ほとんどの機械類も外からのエネルギー供給が必要だが、今担当している仕事の関連で言うと自然エネルギー(太陽光や風力など)で発電した電力をバッテリーなどに貯めて、機器類の動力などに使う、と言うのがある。制限付きにせよ自分でエネルギーを摂取するシステム、今後はエネルギー(ほとんどは電力)を自分で作り出すシステムが益々発展して行くと思われる。
そうすると、残るは自己修復と自己増殖。
今の機械から想像すると、壊れた箇所を自分で診断し、ロボットアームなどで修理・部品交換[自己修復]。
または、ロボットが部品類を集めて自分と同じロボットを組み立てる[自己増殖]、と言うところになる。
いずれも生物の能力に比べるとスマートじゃ無い。