高齢化社会
先日、取引先に向かう途中、神奈川県のとある駅前を歩いていると、一緒にいたメーカーのアメリカ人に“ここは老人の街か?”と言われた。昼間の時間帯で、駅前には商店街が広がっているところ、確かに杖をついたり手押し車を押したりしている高齢者が沢山いらっしゃった。“ここだけじゃ無く、日本中みんなそうだよ”と答えたが、工場や事務所など企業が無い場所では、どこでも高齢者が目立つ。
バリアフリー化もある程度進み、皆さんお元気で外を歩き回れる、と言う素晴らしい一面もあるが、“この国はこの先大丈夫なのだろうか?”と真剣に心配になってくる。
翻って、先月(2019年11月)に遊びに行ったミャンマーは、レストランや食堂、売店などで働いている年齢層が低い。アルバイトかも知れないがフルタイムの人たちもいそうだ。年齢は聞いてはいないが、まだ20歳前と思われる“子供たち”が沢山いる。日本で言うと高卒とか中卒、と言う感じ。義務教育や基礎教育を終えてすぐに働いているように思えた。
ベトナム・ホーチミンやハノイもまだまだ若かった。
先進国は多くの国で高齢化が進んでいる。西欧や日本など“成熟した国”と言う表現もできるが、活力・勢いと言うのはその国の人口の年齢構成に深く関連すると、まだまだ若者がたくさんいる国に行って改めて実感した。