100000ドン

ベトナム、通貨の単位はDON。略称はVND。

これが慣れないとなかなか難しい。
日本円1円が、約200ドン。つまり、タイトルの100000ドンは約500円。

日本よりは少し物価が安いとは言え、軽食で60000ドン程度、約300円。ビールなんか飲んで二人分だと150000ドンとかになる。

日本では、現金払いはせいぜい1000円から数1000円、一番の高額紙幣でも10000円。0が5個とか6個とかついた金額をキャッシュで支払うことの無い小市民にとっては、ベトナムの現金払いはいつも戸惑う。

日本に来る外国人にとっても、例えば、日本円の10000円は、アメリカではザッと100ドル、ヨーロッパでも100ユーロ以下、中国でも600元と、0が2つほど少ない。慣れの問題だろうが、通貨単位と言うのは海外に行く時に戸惑うことの一つ。

ベトナムでもデノミをしようと言う話もあるようだが、1985年のデノミ(旧10ドン→新1ドン)の際には便乗値上げや慢性的なインフレが起き、現在はデノミに対する警戒感が高いとのこと。

世界にはもっと凄い通貨がある(あった)。
最高額面の紙幣は、100 000 000 000 000だったらしい。
ゼロが14個。2009年に12桁デノミされるまでの短期間発行された100兆ジンバブエドル。
そんな“大金”でも、ほとんど何も買えない。今では、ジンバブエドルは廃止され、コレクターズアイテムとして、それなりの金額で取引されているようだ。

そのジンバブエドル、ある有名な賞の賞金になっている。
最近は毎年日本人も受賞しているノーベル賞のパロディ版として知られるイグノーベル賞。10兆ジンバブエドル、これもパロディ版らしくて良い。

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