ブッダ

ずっと読みたかった手塚治虫の長編漫画ブッダを読んだ。

物語の始まりは、瀕死状態の老人を助ける為、自らが老人の食料となり命を捧げるうさぎ。

自分にはブッダや仏教を語ることはできないけれども“生命はみんな平等に繋がっている”、というテーマだと解釈した。

ブッダの物語は紀元前6〜5世紀、今のインドの地で展開される。カースト制度と呼ばれる支配者と被支配者が厳格に決められていた時代。その中で、人間や動物はみんな平等だと訴えるブッダ。

半年前にAI EXPOで聴いたセミナー内容とも重なり、考えさせられる。

潮ビジュアル文庫
ブッダ 第10巻
214ページ

ブッダを読みたかった理由は、鳥葬
子供の頃、散髪屋かどこかに置いてあった漫画雑誌で見た絵を探したかった。
今回読んだ文庫版にもその光景はあったけど、絵も小さくインパクトは少なかった。

鳥葬、まさか自分が見ることになるとは思っていなかった。
北京に住んでいた時に、実際に見てきた人の話を2回ほど聞き、これは自分の目で見ないと、と言う気持ちと、そんなの怖くて見られない、と言う相反する二つの気持ちが湧いてきた。

と言う事で15年以上前に書いた体験談を載せてみる。

天葬とも呼ばれるチベット仏教の文化、鳥葬。2003年に実際に見た後、中国政府が“野蛮だ”と言う理由で一時観光客の受け入れを禁止した、とか、最近の人間は化学調味料を摂り過ぎて美味しく無くなったので、鳥が食べなくなった、と言った報道もあったが、おそらく今でも守られている文化だと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

過去・現在・未来

前の記事

A.I.と宗教
-----

次の記事

鳥葬 - 儀式