報道の自由

オーストラリアに住んでいる中国人の友人と約15年ぶりに会った。

SARSの頃の北京で知り合った友人で、その頃のSARS関連ニュースの話などをしている内に報道・言論の自由の話しになった。

日本では、報道の自由は表面上は保証されているが、実際は大勢に反する事を言うとSNSなどでバッシングを受ける、と言う話をしたら、オーストラリアでも同じだ、と言っていた。

中国人の彼は、オーストラリアに住んで10年超、中国では政府の意向に沿った報道の為、報道に自由が無い事は理解していたが、オーストラリアでも同じだ、と感じたと言っていた。

確かに、オーストラリアには政府や法律上の規制は無い。規制するのが、明文化された法律等なのか、影の圧力なのかと言う違いはあっても、権力者が自分たちと相容れない思想や文化、意見・言論は受け入れられない、報道は許さない、と言うのはどの国でも似たようなものかも知れない。

もちろん最近は、テレビや新聞以外のネット記事なども沢山あるので、ネット検閲されていない“普通の”国であれば、ある程度は色々な視点のニュースに触れることはできる。
それでも、少し“とんがった”記事、周りと違った発言をするとバッシングを受ける事もある。バッシングをするのは一部少数派だとは思うが、そう言う記事を投稿した人は次から投稿を自粛してしまうかも知れない。

毎年の報道の自由度ランキング、トップ5は殆ど北欧の国々で占められているが、それらの国の人々は、やはり報道に自由はある、と感じているのだろうか?
機会があったら、北欧に住んでいる友人に聞いてみたい。

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