Hi, I’m John

日本で日本語で生活していると、普段顔を合わせる人でも名前を知らない人がたくさんいる。
顔見知り程度では自己紹介することも無いように思う。
〇〇に住んでいる、とか、△△をしているとか、相手の素性さえわかれば、普段接していても心地悪さは特に感じない。

挨拶も、“おはようございます”、とか、“こんにちは”、で相手の名前を呼ぶことも無い。呼びかける時も“すいません”、で事足りる。

英語圏の人(少なくともアメリカ人)は、名前が分からないと落ち着かないようだ。

街やカフェその他会話が生まれる状況で初対面の人に会った時は、“Hi, I’m John.”などと呼びかけることになる。相手も同じように名乗ってから会話が始まって行く。

日本では、例えば、こぢんまりしたカフェで初対面の人と会話が始まるとしても、”ここのケーキ美味しいですね”、”ここにはよくいらっしゃるんですか?”、と言う感じで会話が始まり、名乗る機会は滅多に無いように思う。

大体において、日本人(私だけかも…)は耳で聞いても相手の名前を覚えられない。名刺など漢字で書いたものが欲しい。

仕事で名刺交換する時も名前と言うよりも組織や役職などを確認するのが世間的には普通なのだろうか?
個人的には、まず顔と名前を一致させようと努力するのだが、これは他人の名前を覚えるのが苦手だからかも知れない。

最近、飛行機(確かJALの北米路線だったと思う)で気づいたことが二つある。

搭乗して、席に着いた時のキャビンアテンダントの最初の挨拶の言葉。
日本語では、“私がお世話させて頂きます”だったか、特に名前は言われなかったが、隣にいたアメリカ人に向かっては、“I’m 〇〇.”と名乗ってから話しかけていた。
その時に、自分もそのアメリカ人に“Hi”と挨拶したら、何となく居心地の悪そうな様子で、ちょっと間が空いて、“Hello”と返って来た。

“Hi”は、名前が分からない時には使わない方が良い、または、カジュアルに自己紹介する時に、“Hi, I’m 〇〇.”と言うように、名前とセットで使う言葉なのかな、と思った。

今度、アメリカ人に会ったら聞いてみよう。

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