羆(ヒグマ)

今日(2019年8月14日)札幌市で民家近くに連日出没していた熊が射殺された、と言うニュースがあった。

“こまち42号は熊と衝突のため遅れが出ています”

7月11日にはJRの運行情報にこのようなメッセージが出ていたこともある。

このように東京でも最近熊のニュースを良く見聞きするようになってきた。

山形や北海道行った時も、地元の人が最近山では熊が出没してるんですよ、と言っていた。熊の生息域の近くで暮らす人にとっては身近なことのようだ。

一方で、 山から離れた街中で暮らしていると野生の動物(哺乳類)に遭遇することはあまりない。一番多いのは鼠だろうか。
子供の頃に住んでいたところは近くに山があり、猪が出る、と言われていたが一度も見たことはない。
子供の頃に一番よく見た野生動物は奈良公園の鹿。当時は飼われているものだと思っていたが。

学生時代に北海道・知床に行った時には、野生のキタキツネには普通に出会えたが、何よりも驚いたのは海辺の人家のそばを羆が歩いていたこと。知床半島のオホーツク海側にあるウトロ。宿の人にはそっとしておくと大人しいけど、刺激を与えたりすると襲って来るかも知れないから気をつけるように、と言われた記憶がある。ウトロの羆は人に慣れていて、人を怖がらないらしい。

遠くから見ているだけだと愛くるしく、クマのプーさんやテディベアなど、子供向けのキャラクターにもなる熊だが、大型で力も強くて恐ろしい動物。北海道ではもちろん、本州でもアルプスなどでは熊鈴などの熊除けを持ち歩くのは当たり前のようだ。

最近多くなった熊出没のニュースのついでにネットを見ていたら“三毛別(サンケベツ)羆事件”と言うのを知った。1915年(大正4年)、100年以上前に起きたことだが、読んでいるだけでも身の毛もよだつ恐ろしい事件。

人への被害を未然に防ぐ為の駆除と野生動物保護、身の危険を感じていない自分が勝手なことを言うのは憚られる。

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