ターミネーターの世界
先日『これからのロボットは「液体」! プログラムで動く液体金属のヒミツ』と言う記事があった。
記事でも紹介されている映画ターミネーターシリーズに出てくる液体金属ロボットT-1000が夢物語でも無い時代が来るかもしれない。
以前も書いたが、アニメやSFに出てくる空想の世界・技術が少しずつ実現している。
科学者や開発エンジニアが情熱をかけて発明しようとしていることのほとんどは人間が想像・夢見ていたこと。
今回の液体金属は、基礎科学的な発明というところが素晴らしいが、もう少し身近なところでは、スマートフォンやスマートウォッチ、自動運転の自動車、ドローンなども昔のアニメなどでは空想の世界だったと思う。4年ほど前には映画バック・トゥ・ザ・フューチャーに出てきた空中浮遊するスケートボードをレクサスが開発した、というニュースもあった。
日本の科学技術分野での存在価値は徐々に低下しているように感じるが、世界から見ると日本は“創造性”が豊かな国だそうだ。当の日本人はそうは思ってないようだが。
想像と創造、読み方の同じ二つの単語は、広辞苑によると
【想像】
①実際に経験していないことを、こうではないかとおしはかること。
②現前の知覚にない物事を心に浮かべること。
【創造】
①新たに造ること。新しいものを造りはじめること。
同じ”そうぞう”でも意味は違うが、想像力が無いと創造性も生まれないような気がする。
冒頭に書いたアニメに出てくる世界、想像力の賜物だと思うが、アニメ文化の盛んな日本には想像力豊かな人がたくさんいる(と思う)。
日本人の創造性も、そんな中から気づかない内に生まれて来ているのかも知れない。