反日

前回、親日国について書いたので反日にも触れてみる。
近隣の国がなぜ反日なのか、歴史的背景などは専門家の皆さんにお任せするとして、身近にいた人達から感じたことを書いてみる。

まずは中国。
久々に北京のラジオをインターネットで聞いてみると、たまたま、日本についての番組だった。淡々と20世紀前半の話しをしているようだったが、日本が犯した事件を“残酷”などの修飾語を付けて説明していた。もちろん(?)南京大虐殺と言う言葉も出てきた。
たまたま聞いたラジオで、偶然にそのような番組だったのか、と言うのはわからないが、想像するに、日常的に“反日”番組を放送しているのだろう。

韓国。
ご存知の方も多いと思うが、韓国人男性は約2年間の兵役義務がある。
身体的条件(視力が悪いなども)や家庭の事情等で免除や減免はあるようだが、それ以外の人たちは2年間軍事訓練と同様に思想教育もされる。
以前飲み会の席で、あまり話したこともない兵役帰りの韓国人が、“韓国は小さな国なので、自分達の国は自分達で守らなければいけない”、と言っていた。その思想教育の中で、おそらく日本に統治された時代などを負の歴史として頭と心に叩き込まれるのだろう。

中国でも大学生には男女問わず軍事訓練が義務付けられている。こちらは2週間程度の短いものなで、おそらく規律の遵守や愛国心を植え付けることが主眼なのかと思う。

いずれの国も、国家として思想教育をし、国民が全体として“反日”に誘導されるのは避けられない。けれども、これだけ訪日観光客が増えていると言うことは、少なくとも日本がそれほどは嫌いじゃない、と言う中国・韓国人も相当数いるのだろう。

個人的には“お前はいい日本人だ”と言われたことも1度や2度では無い。そんな時はいつも“悪い日本人には会ったことあるんか?”と心の中で言い返す(実際に口に出した事は無いが)。彼らの言う悪い日本人とは、テレビや映画、ラジオを初めとしたマスコミなどのメディア上に登場する日本人なのだろう。

こう言う国の人たちに接する我々日本人はどうすれば良いのか?
政府レベルの外交や企業レベルの技術移転契約などは別として、一般庶民としては、マスコミやネット上の悪いイメージばかりを信用せず、先入観を持たずに個々の人達に普通に接するのが良いのかな。
国レベルのイメージと個々の人々への印象は当然違うのだから。

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