世界遺産の街 - ルアンパバーンII

再びルアンパバーン。
定番ツアーPak Ouに行った日の日記。
観光地に住んでいる人々に対する5年前の感想は、先日の京都での感想と同じ…

Pak Ou

2014/8/24

船着場から乗ったボートには、ニュージーランド人のカップル、定年退職後33日掛けてラオス、カンボジアを旅すると言う日本人のおじさん、昨日飛行機で一緒だった日本人女性、韓国人の女の子二人組、スペインから来た男一人女2人のグループ、たぶん北欧か東欧あたりから来た老夫婦、それに自分を入れて全部で12人。大国アメリカ、中国人がいないのは不思議と言えば不思議。
行きはメコン川をさかのぼること約2時間、ラオラーオ(酒)作りの村、Bang Xang Haiに立ち寄る。米から作ったアルコール度数50%の蒸留酒は中国の白酒のよう。醸造酒は少し甘いワインみたい。試飲だけして何も買わずに、またボートに乗ってPak Ouと言う洞窟へ。
船着場そば、川沿いの洞窟と5分位階段を登ったところにある二つの洞窟。上の洞窟は、少しだけ奥まで入れるけど、灯りは無く持って行ったライトを消すと真っ暗。洞窟自体(観光客が入れる範囲)は大したことないけど、洞窟内にはたくさんの仏像が祀られてる。特に下の洞窟は普通の人々が寄贈した大小様々な石仏が並んでいる。これも庶民の間に仏教が根付いていることの表れか。

日本でも神社やお寺など、灯篭や鳥居など寄進されているものをよく見かけるので、外国人から見ると、日本人には仏教や神道が根付いていると見えるのだろうか?

多国籍ツアーでそれなりに楽しく過ごし、帰りはメコンを下って約1時間、一路ルアンパバーンの船着場まで。ボート自体は単調な航行で眠くなってしまった。
帰って来ると町はお祭り一色。ボートレースのあるナムカーン川沿いの通りは露天がたくさん出て、地元の老若男女に観光客も混じって大変な賑わい。自分のホテルはたまたまその通り沿いなので、サンドウィッチとビールを買って部屋で祭り見物ランチを取ることにした。

ボートレースの様子を見るのも飽き、ルアンパバーンが世界遺産たる理由のお寺巡りへ。とりあえず一番位の高いと言われるVat Xieng Thongへ。う~ん、確かに金ピカで、幾層にも重なった屋根など貴重な建築様式なんだろうとは思うけどよく分からない、日本にもたくさんある神社仏閣、歴史などを分かっていないと価値が分からないのと同じ。事前勉強不足を反省。こう言う時はガイドの説明が助けになるかも。

もう一つ近所のお寺に行った帰り、裏道を歩きながら思った。町全体が世界遺産、ほとんどの人が観光業に何らかの形で関わっている。ホテルやゲストハウス、レストラン、タクシーやトゥクトゥク、船などの輸送業、マッサージに洗濯請負までいろいろある。看板はほぼ全てラオ語と英語表記。経済的には観光業で潤っているのは間違いない。
でも考えてみると、町並みはおそらく1960年代の日本。そんな普通の生活を世界中の見ず知らずの人たちから毎日興味本位で見られる生活。子供たちにとっては生まれた時から当たり前の生活かも知れないけど、お年寄りはどんな風に考えているんだろう?

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