バブル再来

米中貿易戦争、東京で伸う伸う(のうのう)と暮らしていると実感することは少ないけど、年末年始にベトナムと台湾に出張した人の話を聞くと、やはり影響は色々と出ているようだ。
台湾企業は、少し前までは、中国に工場を持って生産する、と言う形態が多かったが、対米輸出関税を避けるためにベトナムに工場を移す動きが加速している。中国企業自身も同じ理由で中国を脱出し、ベトナムやフィリピンに工場を移しているらしい。
そう言うわけで、ベトナムはバブルが始まろうとしている状態。若者人口の多い国だけど、労働者不足になっていて、旧正月休み明けに従業員が戻ってくるか、企業幹部は戦々恐々としているらしい。15〜20年前に中国でよく聞かれた状況と似ている。
また、進出企業の増加に合わせて、工場用地の価格(借地権)も上がり、マンションの値段も当然のことながら急激に高くなっている。

自分自身はベトナムには1回しか行ったことは無いが、2018年7月にホーチミンに行った時には、まだまだ土地はたくさんあるように見えた。それでも、電気や水道、道路などインフラの整った土地は急には供給できないだろう。人件費も含めてコストが上昇すると、コストの安い土地(国や地域)に移転していく、と言う今までの流れ。いつかは限界が来るのか、それとも、再び元の土地に戻って来るのか。

何を求めてなのかわからないけど、目に見えないものを虚しく追いかける意味のないイタチごっこのような気もする。

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